モジモノノ

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中田中まとめ 2014年8月

8月1日
田中「今日は八朔だ」

中田「ミカンの親戚?」
田中「いや。世話になった人のとこへ挨拶に行ったり、贈り物をしたりする日だ」
中田「そうなんだ。あ、じゃあ田中、コレ」
田中「飴?」
中田「いつもおせわになってます」
田中「……ドウイタシマシテ」


8月2日
中田「ハーブの日だ。バジルとかミントとかそういうのだよな」
田中「これもだ」
中田「シソと…なにこれ?」
田中「茗荷だ」
中田「これもハーブ?」
田中「日本のハーブだ。素麺の薬味にしてもいいな」
中田「なんか一気に『和』っぽくなったなー」


8月3日
中田「夏だ」
田中「ホラーだ!」
中田「うえっ!?」
田中「なぜ驚く。もれなく涼しくなるぞ」
中田「そんな涼しさいらねーっ!」
田中「よかれと思って持ってきたんだがな」
中田「なにを?」
田中「おすすめの怖い本だ」
中田「ひ、表紙みるだけなら…」
田中「うむ。ありがたい」


【田中のオススメ 1】 貴志佑介「天使の囀り」(角川ホラー文庫
田中「自殺した恋人が残した『天使の囀りが聞こえる』をたよりに連続自殺事件の真相を追うはなしだ。終盤のあるシーンはリアルに想像するとかなりクるぞ。背筋が寒くなりたい人におすすめだ」


【田中のオススメ 2】 三津田信三「蛇棺葬」(講談社ノベルス
田中「この人の書く田舎はいつも一癖ある感じだな。『蛇棺葬』も不気味なお堂が出てきたり、奇怪な現象を起こす元凶がわからないだけに怖い作品だ。解答編『百蛇堂』もあるが、あえて続編を読まず想像するのもひとつの手だぞ」


中田「つーかジャカンソー、表紙からしてマガマガシー!」
田中「読むか」
中田「ぜってーヤダ! 夜寝れねー!」
田中「ならこれは?」
中田「あ、表紙かわいい。グリムってことはグリム童話か?」
田中「そうだ」
中田「これなら読めそう…かも?」
田中「ぜひ読むといい」


【田中のオススメ 3】 甲田学人断章のグリム」シリーズ(電撃文庫
田中「グリム童話が下敷きになってるんだが、どう調理したらこんな話になるんだか…。話が進むたび容赦のなさが際立つ作品だ。行間と余白のとりかたがまた絶妙でな、ぐいぐい引き込まれるぞ。ちなみに…」


中田「たたた田中、いっ、いきなり黒ゴスのおねーちゃんが自分の腕っ、腕にっ!!」
田中「というように、のっけからカッターで腕を切ったり物理的に痛そうな描写が多いから、苦手な人は要注意だ」
中田「そーゆーことは早く言えよーっ!」
※突発連続つぶやき終了※


8月3日
田中「ハチミツの日だ」
中田「3月にもなかったっけ?」
田中「あれはミツバチの日だ」
中田「ふーん。で、田中はなんで重装備?」
田中「これから蜂蜜を採りにいく」
中田「うえっ!?」
田中「採りたては格別だというからな」
中田「お、おれは留守番しとくよっ!」
田中「…そうか」


8月4日
田中「箸の日だ。日々何気なく使うからこそ、こういう日に見直すことも大切だ」
中田「うんうん」
田中「というわけで中田、おまえの箸の持ち方は本当に正しいか?」
中田「えっ!? こうだけど…」
田中「……」
中田「なっ、なんで黙るんだ!?」


8月5日
中田「うー」
田中「どうした?」
中田「うちとこ毎日ソーメンばっかで飽きてさー」
田中「…」
中田「トッピング変えてもやっぱりソーメンはソーメンだろー?」
田中「中田、おまえ素麺湯がいたことあるか?」
中田「え。ないけど」
田中「一度やってみるといい」
中田「??」
(1/2)


8月6日
中田「あれからソーメン湯がいてみた」
田中「どうだった?」
中田「しぬかと思った! なにあの暑さ。鍋の前にいるだけで汗ふきだすってドユコト!」
田中「おばさんはそれを毎日してるんだぞ?」
中田「…あ」
田中「だから、素麺に飽きたとは言わない方がいい」
中田「うん」
(2/2)


8月7日
中田「立秋だ」
田中「暦のうえでは秋だが、まだまだ暑い日が続くぞ」
中田「水分補給はしっかりとな!」
田中「中田、麦茶とポ●リどっちがいい?」
中田「ポ●リ!」
(ゴクゴクゴク)
田中「とはいえ清涼飲料ばかりだと知らぬ間に糖分過多になるから要注意だ」

中田(ギクッ)


8月8日
田中「88(パチパチ)で算盤の日だ」
中田「そろばんって触ったことない」
田中「まあ習いに行かない限り触るものでもないしな」
中田「あ、あと8つながりで8本足のタコの日でもあるぞ!」
田中「…なんでおれの頭を見ながらいう」


8月9日
中田「ぁちー。じっとしててもあちー」
田中「…」
中田「こんだけ暑いと服着てんのも暑いよな」
田中「だからって脱ぐなよ」
中田「えー、上だけなら脱いでも…」
田中「猥褻物陳列罪でしょっぴかれたいなら別だが」
中田「お、おれワイセツブツ扱い!?」


8月10日
中田「810(ハット)で帽子の日だ」
田中「中田はハンチングか」
中田「親父の借りてきたんだ。田中は…」
田中「夏といえば麦わら帽子だろう」
中田「…そーだなー(言えない、虫取り網もったら完璧に『一昔前の夏休みの小学生だな』なんて口がさけても言えない)」


8月11日
中田「田中って、坊主頭以外の髪型ってしたことあんの?」
田中「あるぞ」
中田「あんの!?」
田中「まあ、この頭にしてる期間が長いのは確かだがな」
中田「で、で。どんな髪型してたんだ?」
田中「小学校3年まで坊ちゃん刈りだった」
中田「…え」
田中「坊ちゃん刈りだった」


8月12日
中田「んん〜?」
田中「どうした」
中田「国語の教科書なんだけどさ。例文のここ、『見紛う』ってどゆこと?」 田中「みまがう。見間違えることだ」
中田「あ。みやややまること?」
田中「…見誤る、な」


8月13日
田中「お盆だ」
中田「帰省ラッシュだ」
田中「電車でも車でも、長時間同じ姿勢でいるのは負担になる。こまめな休憩が必要だぞ」
中田「エコノミー症候群だっけ?」
(ぺた)
中田「?」
田中「珍しくマトモなことをいうから熱があると思ったが…」
中田「ねえよ!」


8月14日
中田「あ!」
田中「ん?」
中田「いま真っ黒いチョウチョが飛んでった」
田中「黒い蝶か…」
中田「なんかあんの?」
田中「どこぞの神話によると蝶は人の魂を運ぶそうだ」
中田「じゃあさっきのも、お盆で帰ってきた人かな」
田中「…かもな」


8月15日
田中「そういえば、中田は帰省しないのか?」
中田「妹が行きたがらなくてさー。最近はオフクロたちだけで行ってる」
田中「反抗期か」
中田「いんや、この時期にしか行けないイベントがあんだって」
田中「ほお」
中田「やけに気合い入れて、けさ早くに出てった」
ヒント:東京ビ●グサイト


8月16日
田中「大文字 五山の送り火だ」
中田「あ、知ってる。山でキャンプファイヤーみたいの燃やすんだろ?」
田中「…」
中田「あれ、違う?」
田中「たしかに薪を組んで燃やすがな…」
中田「???」
田中「なんでもない(ため息)」
※風情の「ない」中田


8月17日
中田「じゃんけん…」
中田中「「ぽん」」
中田「おれの勝ちー」
田中「む」
(パタパタパタ)
中田「はー涼しー」
3分経過
田中「今度こそ…じゃんけん」
中田中「「ぽん」」
田中「よし、交代だ」
中田「ういー」
(ばたばたばた)
※ジャンケン団扇


8月18日
中田「田中ー、ほい」
田中「なんだ?」
中田「開けてみて開けてみて」
(パカ)
田中「…なんでセミの抜け殻が大量に入ってるんだ?」
中田「夏休になってから集めてたんだけど、前みたく見つかんなくてさ~ようやくそんだけたまったんだ」
田中「そうか(漢方屋にでも売るのか?)」


8月19日
田中「819で俳句の日だ。松尾芭蕉の…」
中田「マッポーの世だとハイク詠んでカイシャクされるんだ!」
田中「? 辞世の句のことか? …というか末法?」
中田「ドーモ、タナカ=サン。とか知らねー? ネオサイタマとか」
田中「なんだそれは」
※忍殺


8月20日
中田「田中、これ昨日言ってたやつ」
田中「『ニンジャスレイヤー』?」
中田「ぶっとんでて楽しいぞ」
田中「借りても?」
中田「どーぞどーぞ」
(パラリ)
田中「…」
(パラパラ)
中田「どーだ?」
田中「なんというか色々凄いな」
中田「だろ?(田中が戸惑ってる、めずらしー)」


8月21日
中田「昨日の夜のカミナリすごかったなー」
田中「ああ。思わず窓あけて見てしまった」
中田「あぶねーことすんなぁ。おれ胸押さえて必死だったのに」
田中「むね?」
中田「カミナリにとられたら困るしな」
田中「…なにを?」


8月22日
中田「小学校のころさ、夏休み中の天気書く紙あったじゃん」
田中「丸を塗ったり囲ったりするやつか」
中田「そうそう。この時期になると慌てて友達の写したなーと思ってさ」
田中「写したら意味がないだろう、あれは」
中田「いや、最初の3日は書いてたんだけどさ…」
三日坊主


8月23日
中田「ウクレレの日だ」
田中「あの音色は特徴的だな」
中田「おれ弾きたい曲あったんだ!」
田中「ご都合主義だが、ここにウクレレがある」
中田「よし!」
(前奏)
田中「…これは」
中田「♪おらはしんじまっただ~ おらはしんじまっただ~♪」
※帰ってきたヨッパライ


8月24日
中田「トマトの日だ」
田中「元々観賞用で日本に来て、実を食べるようになったのは昭和に入ってからだそうだ」 中田「へー、完熟トマトとかウマいのに」
田中「ちなみにヨーロッパでは赤いのが不吉がられて『悪魔の実』と呼ばれたらしい」
中田「『ワン●ース』?」
田中「いうと思った」


8月25日
ベリベリッ
トポポポポ
中田「ふたをして、っと」
3分経過
中田「いだだきますっ」
田中「というわけで、インスタントラーメン記念日だ」
(ズルズルズル)
田中「中田、おれにも一口くれ」
中田「いいぞー」


8月26日
中田「あと5日あと5日あと5日…今からがんばれば大丈夫、大丈夫きっと大丈夫」
田中「中田。市民プールのタダ券を貰ったんだが行くか?」
中田「……」
田中「やめとくか?」
中田「……行く」
※カウントダウン開始


8月27日
田中「中田、昨日榎本からメール入ってたろ?」
中田「え、見てない」

件名:BBQすんぞ!
本文:池尻の兄貴が穴場のキャンプ場へ連れてってくれるらしい。明日10時ごろ迎えにいく!

中田「え、あれ? 拒否権なし?」
田中「そのようだな」


8月28日
中田「穴場のキャンプ場って山奥なんだもんなー。帰ってきたの夜中だし。…肉おいしかったし楽しかったけどさ…ふああ」
中田「だめだ、眠い。やっぱりちょっとだけ寝よう」

**時間後
中田「…ん。あーすっきりした――って、なんで夜!?」


8月29日
田中「中田。コレ前に見たいっていってなかったか?」
『ハイパー時代劇 赤壁の47人』
『続・ハイパー時代劇 呪殺土偶VS壬生狼』
『拳闘士KUKAI-渡海の章-』
『突貫魔法少女ザッハ=トルテ』
中田「おおおおお!」
田中「DVDが今日返却なんだが、どうする」
中田「見るっ!」


8月30日
田中「今日は冒険家の日だそうだ」
田中「イン●ィー・ジョーンズでなくても、日常の小さな挑戦も十分『冒険』だと思うぞ」
田中「それから中田は今日《面会謝絶》らしい」
田中「理由は…まあ、ひとつしかないな」


8月31日
中田「あああああ、やばいやばいやばい」
田中「831で野菜の日だ」
中田「どうしようどうしようどうしよう」
田中「ちなみに中田は夏休みの課題が終わってない」
中田「たた田中っ助けて手伝って!」
田中「だから7月末にさっさと終わらせろと、あれほど…」